BMW Fanatic

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E66続きです。
最初にお客様との打ち合わせでトランクのデザインが決定していましたので、まずは純正のパーツ(ナビ、チューナーアンプ等)の移動から始まりました。元々760LIはBMW最上級だけあって装備が半端ではありません。
ですので以外にトランクは狭く、しかも冷蔵庫やツインクーラーなどでまともな位置にウーハーが付きません。外すことも検討しましたが、リヤA/Cの撤去と冷蔵庫の撤去は少しもったいない気もしたので 、残したまま製作準備開始です。
配置が決定して、上の写真の右側がウーハーBOXになってますが、その後ろに出来るだけコンパクトにまとめて、純正機器、追加NAVI、等を配置、AMP等もうまく沈めていきました。天井の配置するパターンは大昔からの当社のレイアウトパターンですが、全体の曲げ加工や拘りのデザインまでの土台が出来たというところですね。
ドアも当然純正のように仕上げたいので、メーカーの標準品は使わずにワンオフで製作する事に決定。ですので、下の17CMの加工にイメージを合わせながらグリルのデザインとベースを決定。
使用する周波数は500HZ以上を想定していましたので、インストレーションはドア側のボードに設置と言うかたちで決定。
グリルデザインは純正を意識していますので、このように型押しで製作、そのデザインや精度は手作りの限界まで高めるつもりで製作しています。
先ほどのグリルとベースボードを重ねたところです、純正より純正らしく見せるオーディオではなく自分自身を楽しませるために作りたい、と言うオーナーの気持ちにどうやらドアを担当した村田の技術が 、追いつきかけてきた瞬間かもしれません。
全体でやるのならレーダーだけむき出しは・・・で、これも灰皿に埋め込みです。
統一感を持たせ何もかもが純正以上に仕上げていく、コンセプトはそこですのでオーナーの為に出来るだけの事はします。
トランクの造形はまだまだ始まったばかり、短納期ですが拘りの捨てれないスタッフはただただプライドの為に見えない拘りを続けて、夜中まで作業しています。
当然一人が帰らなければ、みんな付き合ってその日の目標完成までの仕事の運びを見守ります。
先の写真でレイアウトの全体像を確認してから、細かい仕上げに入ります。
ただ平面にアンプではなく、段をつけ立体的にそして頑丈に。完成写真だけでは正直どれも大して変わらないように映りますが、現物は大違い 。その差の為に、この車に携わったスタッフは営業時間終了後の自分の時間も投入します。
これは自分の将来のための投資に違いないでしょう。
何度も何度も考えます。
これよりこっち? こっちよりこっち? これでバッテリー外せるか? メンテは大丈夫か?
等いろいろ考えています。 そして何よりもオーナーの喜ぶ顔を。
そうこうしているうちに、全体が立ち上がってきました。
ここまでくると、座ってみる場合、たって見る場合、等を考慮しながら間接的に見える照明やネオンの事もだいたいは決定してきています。
一方フロントを担当しているチームも完成です。
極限の仕上げに恥じないよう生地を(特注本皮)貼り付ける前に、曲がり歪はないかを、一応塗装してみて、解り安い状況を作り確認しています。スピーカー本体は鉄板側に取りつけていて、こちらはグリルと言うレイアウトになります。デザイン的に少し後ろ側になってしまう7シリーズですが、このような装着方法で違和感を 無くしています。
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